街短歌物語

短歌と物語です

正義の球根帝国〜街短歌物語〜

メイ子

バルブマン。

高身長

青いスーツネクタイ

赤いマント

球根っぽさはぜんぜんない。


球根人間クロコスミアと駅前で

待ち合わせ。

合流後、近くの公園へ向かう二人。


大きな木の下の狭い広場。

バルブマン「よし、ここで撮ろう」。

スマホ動画モード、ピッ♪


「ハハハきょうから

この公園はわたしのものだ」クロコスミア。

「そうはさせないぞ!」バルブマン。

「な、なんだと?」クロコスミア。

「公園はわたしの正義で守る」バルブマン。

「球根帝国の建設、邪魔されてたまるか」クロコスミア。


バルブマン「トーッ!」とキックリアクション。

クロコスミア「おわあぁ〜」とわざとらしく倒れ込むリアクション。


「よし!撮れた」バルブマン。

「いつ投稿するんですか?」クロコスミア。

「未定だ」バルブマン。

花火〜街短歌物語〜

メイ子


「今夜はイベントに行く」


支度を終えて部屋を出たメイ子。


この日、よそでは

花火大会も開催されていて

遠くからもその音が

ドンドンドンと聞こえてくる。

メイ子は花火大会もいいなと

思いつつイベント会場へ

向かったのだった。


・・・・・・・・・・


イベントのまだ途中で

会場を出てしまったメイ子。


「お酒で自分をごまかしても

結局はダメだった…」。


心が踊っていたのは

イベント会場の音楽よりも

花火の音だったみたい、と

いまさら言ってもねぇ…


〜すれ違う

 車の音も

 つかの間に

 見る人もない

 メヒシバ花火〜